『ボールを持ってない選手の動き』
「そこでボールを取られるな!」「もっと早くパス!」「もっと寄せろ!」「どこ蹴ってるんだ!」・・・いろいろ指示なのか怒りなのか分からないような大声が飛びかいます。
コーチングにはそういった声も必要でしょう。
でも、サッカーはチームプレー。忘れてならないのは、ボールを持ってない選手の動きです。
自分のボールになった時、パスする相手を探します。もしくはプレッシャーがきつくてどこかに蹴りだしたい時もあります。
そんな時に、「ヘイ!」と言う味方の声。横を駆け上がる味方。逆サイドを走り上がる味方。前を斜めに横切ってパスコースを作ってくれる味方。
そうなんです、人の五感って声と動くものは認識しやすいように出来ています。
じっと声もなく立っていても目に入りません。
パスが上手く繋がるにはボールを持ってない選手の声と動きがすごく大切です。
パスミスをした選手、取られた選手を指導するのではなく、周りの選手の動きもしっかり指導しましょう。
「ボール貰える時は声だそう〜!」「お〜〜い、なんでそんな遠くで見てるんだ〜?」「フォローに行って助けてやろう!」「追い越していけば、パスもらえたよ〜!」
観客で見ているお父さん達も、ボールを持ってないのに良い動きの選手を見たら褒めてあげましょう。
「いいぞ〜今の動き!今度チャンス来るぞ〜!」
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